「骨なし魚の切身」の骨なしのナゾ

 高齢者の食事や、病院、また幼稚園などの施設でのレギュラー商品「魚の骨なし切身」。そう、骨が無いのです。高齢者や幼児が骨をのどに刺してしまうという危険がないよう開発された商品とか…。

サバ、あじ、鮭、タラ、ぶり、赤魚、たちうお、メルルーサ!なんでもある!というかありすぎるくらいある。魚の種類超えてないか?ってくらいある訳で。

ふと、骨なし魚って、どうやって「骨なし」にするのだろうと思った事がありませんか?。そう、みかん缶詰の「みかんの皮」のナゾのような気持ちになり、私もメーカーへ問いました。


この骨なんと、「一本一本丁寧に抜かれいる」との事です。おおー、なんか普通で逆にほっとする!でもすごい技術ですよね!きちんとしたメーカー様は、そこからレントゲンのような機械でチェックが入るとか聞きました。

 タイ中国ベトナムの厳しく管理された工場にて加工されます。その工程も温度管理など徹底されていて、骨を取る工程が増えることで、鮮度が落ちるような心配がないらしく、通常の切身と変わらない鮮度の骨なし魚ですとメーカーでも案内しております。

そして、もうひとつ[骨なし魚の切身」と「骨ヌキ魚の切身」があるのです。どう違うかご存知ですか?

骨なし切身は全力骨が入りません、骨ぬきは、骨が入っている事もあります←との違いがある事を教えていただきました。深いです。

便利になりましたね。私自身も鍋に骨が入ってしまうのが苦手でして、骨なしのタラとか助かってしまいます。

 便利なので、ついつい介護施設や病院には、安全優先にてオススメしておりますが、そのうち子供たちが、魚には骨がないのが当たり前と思ってしまうのでは?オイオイ切身で泳いでると思ってないかい?…と心配になる訳です。

魚には骨がある事、魚の種類によって骨をとるポイント&コツがある事を学ぶべきかと…。

骨がのどにつまったら、ごはんを丸のみすると取れる事もある…とか…そういう「生きるすべ」も大切な経験ですよね。魚は骨のないものだと思って、かぶりついてしまわないか心配です。


ご家庭ではぜひとも「骨のある魚」で骨のある子に!